数学のテキストで学ぶこと
2021/05/29
タイトル
数学の講義で学ぶこと
StageⅣ
ほとんどの入試問題は「何となく見たことがある」「類題を解いたことがある」というものですが、
「満点ちかく;難関大学の合格点」をめざすには「未知の問題;初見の問題」を考えて解く必要があり
ます。そのためには、
1.今までに学んだ数学の概念から、「形」など、似ている部分からの類推によって直感的に複数の
「命題」言い換えれば予想をたてる。
2.そのなかで、最も有用そうなものの論理的検証を行う。
3.その「命題」が正しかった場合、あとは「時間内に処理が可能か?」をかんがえて、不可能と判
断したならば別の「命題」について2.を実行する。間違っていた場合も同様に行います。
このような「直観」と「論理的検証」の繰り返しが必要です。そのためには、「考え続ける学習体
力」も必要になります。
これらのことを実践して実現するためには「問題演習でのパターン化」を行うのではなく、「頭の
働かせ方」「思考回路の構築」により「理解できた、自分の頭で問題が見えた!」を経験してもらえ
る講義を行います。はじめのうちはかなり疲れますが、慣れてくれば「速い回転回路が構築」されて
いるはずです。試験は、理解度を時間で評価されます。
このStageⅣが最も重要で「数学、物理、化学、英語が面白い」と思えるためのならず、「数理科
学的な素養の元であり中心になるもの」です。